ヒーリングの記録

ヒーリングで意識を回復した深昏睡70歳の男性

ある日突然、70歳男性を襲った脳幹出血

⭕️【2018年9月11日23時頃】

70歳Mさん。ドライブから帰り車から降りると、右足が痺れはじめる。玄関まで歩いていくが、歩けなくなりその場で横になる。すぐに奥様の呼びかけの応答がなくなり、嘔吐を繰り返す。

⭕️【9月11日23時半頃】

救急隊員が駆けつける。瞳孔に光を当てると、反応なし。

⭕️【9月12日0時】

病院へ緊急搬送。脳出血の中でも、特に重症とされる。『脳幹出血』。手術の適応外。

⭕️【9月12日お昼頃】

脳死判定基準となる『深昏睡』状態。意識レベル評価でいちばん悪い深昏睡。もちろん意識はなく自発呼吸もできず、集中治療室へ。

 

⭕️【9月17日19時頃】

当日から6日経ち、奥様が前里光秀研究所にヒーリング依頼。奥様と連絡を取り状況を確認。一刻も争う状況だと判断し、ヒーリング予定のスケジュール調整に。前里光秀研究所は、緊急対応措置を取ることで一致。

⭕️【9月18日夕方頃】

『遠隔ヒーリング』

ミツさんが体外離脱によって意識不明のMさんのもとへ行き、意識を起こすところから1時間、遠隔ヒーリング。

⭕️【9月18日16時55分】

『ヒーリング終わりました!』

ミツさんからメールが入る。

⭕️【9月18日17時】

奥様へ電話をし、ヒーリングが終わった旨を伝える。『明日、様子を見てご連絡ください』

⭕️【9月19日22時半過ぎ】

奥様から報告あり。救急車に居合わせた医師から「150%植物状態」と言われたMさん。しかしミツさんのヒーリング後、奇跡的に意識を回復!呼吸器は外れ、自発呼吸に。

⭕️【9月20日17時過ぎ】

奥様から報告あり。深昏睡という脳死判定基準になる危篤状態から意識の回復のみならず、ご主人様が目を開いたという。身体に挿す管も抜かれた。そして、車いすに乗る練習をはじめたという。

本当に、よかったですね。また、この奥様にヒーリング依頼したらどうかとお友だちの方が言ってくれたそうです。それもあって、勇気を出して依頼をしてくれました。お友達の方には、感謝です。

ヒーリングの存在を知ってくれていたこと。それでも、理想を言えばもっと余裕をもってのヒーリング依頼が望ましいです。ヒーリング後の状態が、さらによくなっているわけですから。

脳出血の主な原因とは?

脳出血の主な原因は『高血圧』です。高血圧が、脳出血のいちばんの原因になります。他には、喫煙・糖尿病・動脈硬化症などがリスク要因となります。

特に、高血圧が原因となる脳出血は死亡率75%にも達するそうです。そして、一度脳出血となると発症から1年以内に25%が死亡し、生存者の半数近くが介護が必要であるか寝たきりか。

特に、今回の場合は脳幹出血。はじめは左視床出血からはじまり、脳幹出血に。視床は、視覚・聴覚・体性感覚など感覚インプットを大脳新皮質へ伝える中継地点。脳幹は、呼吸や血圧を保ち、意識コントロールもする重要な部位。だから生命活動の基本的な役割は脳幹が担っています。

この脳幹に回復不能な障害が生じると、脳死(はじめは脳幹死)を引き起こすわけです。逆に、大脳の機能が失われて脳幹や小脳の機能が残っているのが植物状態。意識を司る脳幹の機能が残っているので、自活呼吸ができ、回復することもあるそうです。

脳幹は、位置が脳の奥深くなので、あまり手術してもメリットがないらしいんですね。だから、脳幹出血の場合は基本は保存的な治療となるそうです。

医者からは「150%植物状態」と言われた

今回、Mさんは車から降りて倒れられてから、すぐに嘔吐を繰り返し意識を失いました。救急車が到着した頃には、すでに瞳孔縮小という麻痺が起きていました。その後、病院に到着するとすでに深昏睡という状態。

これは、意識レベルで最悪の状態で、目は閉じたまま覚醒させることはできません。痛みから避けることもできず、ピクリとも動かない無反応の状態です。このような状況で、脳幹出血が発症してから1週間後にミツさんがヒーリングしました。

特に印象的だったのは、救急車に乗ったときに同乗した先生が「150%植物状態」と言い切ったということ。そして、病院に到着して数時間後には「もう病院でできることはひとつもない。かと言って、今すぐ連れて帰ってくださいとは言わないですが。」と言われたということ。

そこに、奥様の妹様が何とか手がかりを探そうとすると「それは、希望を持っているということですか?」とも言われたと。リスク回避と期待値を下げるための言葉だったと思います。

が、それでもMさんは深昏睡から意識を回復しました。

奥様はそれを「奇跡」だと言った

では順を追って、見ていきたいと思います。

1週間続いた深昏睡からヒーリングをした次の日。担当している理学療法士のそれまでの見解で言うと、「ゆくゆくは人工呼吸器が外せると思う」ということだったそうです。

すぐに外すと、舌根沈下といって気道が塞がる状態になるので危険だと。しかしヒーリングをした次の日には、呼吸器を外し自発呼吸に切り替えたのでした。

自発呼吸ができるようになるポイントは、「意識があるか、ないか」だそうです。今回の脳出血は脳幹出血で、かつ大量の血液が流れて固まっている。だから、医師の見解では「意識が戻ることはない」とのことでした。

しかし、ミツさんがヒーリングをした次の日には驚異的な回復を見せたのです。戻らないはずの意識が戻り、人工呼吸器を完全に外し、自発呼吸にまでなった。奥様は、それを「奇跡です」と言っていました。Mさんは、まさに奇跡的な回復を見せているのかもしれません。

体外離脱で見た深昏睡の世界観

しかし、僕の興奮をよそにヒーリングをしたミツさんは至って冷静。「当たり前です」と言わんばかりに、ただただいつものようにその改善を喜んでいただけでした。

では、ミツさんはどんなヒーリングをしたのでしょうか?ミツさんが見た。脳幹出血により深昏睡となった70歳Mさんの状態とは?

まず、ミツさんが体外離脱によってMさんのところへ行くと、「意識が、いなかった」そうです。人は、夢を見ているときもお酒を飲んで酔いつぶれているときも、意識は、あります。意識を車の操縦席とすると、席にはいつも座っているんです。それが、ない。では、どこに?

ミツさんがその意識を探すと、その場所は…?

『別次元』。別次元だったそうです。

実は深昏睡というのは、意識が別次元へ行っている状態。だから、どんなに刺激を与えても起きない深い眠りのようになるのです。

それで、ミツさんはどうしたのか?

ミツさんは、すでにこの世界にはない意識というMさんの本質としての存在を戻ってくるようにして戻したということでした。その方法が面白かったんですが、その意識に対していろんなレクチャーをしたそうなんです。

すでに別次元でさまよっていたので、もとの意識の操縦席までの戻り方を教えたり、一緒に手をつないで戻ったり。それに時間がかかったと。と言っても、この世界ではおそらく数分の出来事だと思いますが。

もちろん、そうなるまでの間に意識をたくさんヒーリングする。さまよっている意識を叩き起こしてからでないと、歩こうにも歩かないわけですから。最終的には、そのときはまだ操縦席に戻った意識は、右手に意識を向けたくらいで、左手は微動だにしなかったといいます。意識が戻ってからも、動くかどうかは別だということだと。

そしてヒーラーは、次なるクライアントへ

ミツさんは、ヒーラーである以前に意識だけになって自由に次元をまたぐ体外離脱能力者です。そして、目には視えないものをハッキリクッキリ視る透視能力者です。さらには、通常では会話ができない存在とも対話することができるチャネラー。

手をかざして病気を癒すだけではなく、これらの能力を総動員させてヒーリング治療を行います。僕が聞き出そうとして、やっと話したようなミツさん。しかし、最後にこう言っていました。

「これで、やり方が分かったよ!もう、大丈夫だね。」

ミツさんが言っていた意味は、次に依頼が来たらもう大丈夫だと。昏睡状態になった人も、もう意識を回復させることができる。ヒーリングが終わったばかりなのに、もう次のまだ見ぬクライアントを想像し、準備に備えていたのでした。

この姿勢や考え方があるから、ミツさんはヒーラーとして言葉だけではない、実力があります。

 

前里光秀研究所 和田一真