ヒーリングは、愛のエネルギー
「スピリチュアルヒーリングというのは、よくある現象で言えば、どんなことと似ていますか?」
僕は、ミツさん(前里光秀)に聞きました。ヒーリングという、不思議な手法は私たちの日常で言えば、どんなことに例えられるでしょうか?
以前、上記のような質問をしたことがありました。今、ヒーリングはまだ、病気を癒すためのいちばんの手段として考えられることはあまりありません。
でも、それに似た行動が存在しているから、ヒーリングは未来で医学にまで発展する。とても、興味があることでした。
すると、ミツさんはほんの少しだけ考えて、こう答えました。
「運動会で走っているのを応援されると、速くなるでしょ? あれはね、愛を送られて速くなるんだ。ヒーリングも愛を送っているから、応援には似ているね」
スピリチュアルヒーリングのエネルギーは、共通項として「愛」があります。この宇宙を満たす愛のエネルギーを通して病気を癒していきます。
お母さんやお父さんが子どもを応援する運動会のかけっこでもヒーリングは使われていた。ということは、皆さんにも分かりやすくイメージをつくったのではないでしょうか?
また、ヒーリングとは「お祓い」にも似ているらしいです。たしかにミツさんが顧問を依頼された会社に行くと、まだ何もしていないのに電話が鳴ったり申し込みが入ったり。それは、ミツさんが会社をヒーリングしているからとも言えます。
実際に、会社も意識とエネルギーでできています。それを擬人化して透視で見るホログラムに投影すると悪い箇所が分かるので、そこに手をかざしてヒーリングしていくと会社の売上が上がったりします。
何をしたわけでもないのに売上が上がるという現場を、僕も何度も見てきました。おそらく、ヒーリングで病気を癒すのは、ヒーリングの可能性のほんの一部なのだと思います。
その意味には、能力開発の前に、身体の痛みや問題をつくりだす「病気」という現象が人の健全な心にも、人の幸せな人生にも立ちはだかっているから。それを理解した無意識たちが、まずは病気というテーマからヒーリングを活用するようになったのだと思います。
それを思うと僕は、ヒーリングの可能性、それは、まだまだ果てしなく見えるのです。3000人セッションでは、そのヒーリングの可能性を実際に体験してもらいたいと思います。
語源から知るスピリチュアルヒーリング
ミツさんによる333ヒーリングの臨床は、まだまだはじまったばかりです。
「ヒーリングは、未来医学です」
その言葉の通り、未来からさかのぼった現代技術がヒーリングです。同時に語源まで展開していくと「全体の(whole)」「神聖な(holy)」「癒やす(heal)」は、すべて同じ意味をもちます。
このうち「全体の」ひとつをとって分かる姿勢として、ある対象をあくまでも包括的に対処する手法であると分かります。
「ホリスティック的(全体的)な」考えの優位性については、西洋問わず病気や疾患の対処だけではなくもとはただの「遊び」から20世紀には世界中を巻き込む一大文化へと発展した現代スポーツ界でも、主張されてきています。
例えば、ボクシングに強くなるために「鍛えるべきは、腕力・背筋・腹筋だ」としたとき、その論理でいくと「実は、ボディビルダーがいちばん強い」となるかもしれません。
また、能力の総計を技術・体力・知力と見ると、「なぜ、イチロー選手はMLBで活躍できたのか?」ということに説明がつかないことが多くあります。
両方とも言えるのは「そこだけを見ても、分からない」ということ。部分々々だけを見て理解しようとすると、分からない。その立場と、あくまでも全体性を見る立場は、そもそも入口が違います。
だから精神世界で言われる「統合」は、原因はいろいろあるのですが、とにかくバラバラになった部分思考をつなぎ合わせること。そう、「つなぐ」ことでエネルギーの循環で次の次元(現実)を迎えるということなのだと思います。
ここで、おそらく、誰もが何となく気づきはじめていることがあります。病気で言えば、本当は、そこだけ癒してもすべては解決しないということ。病気になる人は繰り返してなるし、それと縁がない人は、本当にずっとない。
「もしかしたら、その部分が問題ではないのでは?」
そう考えたときに、昔の人は神様に答えを求めたし、現代人なら生活習慣・食事・考え方を見つめ直すのかもしれません。
一方、語源で見ると「病院」「クリニック」は、ギリシャ語やラテン語に由来していて、
- 病院:巡礼や旅人のための宿
- クリニック:死まで洗礼を先延ばしにする人
のように、あくまでも「個人」を意味する言葉なので姿勢としては、すべて「部分」から対処しようとするわけです。
「メス」「薬」「注射」は、直接部分への作用をつくる媒体なので、即効性はあるが、根本へはたらきかけることがしにくいのかもしれません。
そもそも入口から真逆の場所に立っている現代医学と(ミツさんが言う)未来医学。
現在、国民医療費は40兆円を超えています。人口1人あたりに換算すると約32万円、国内総生産GDPに対する比率は約8%。
ご存じの通り、その技術発展と同時に医療費は増え続け、解決方法の進歩がなぜか医療費の増大を生んでいる。もちろん、その2つは反比例していくべきで比例関係にないほうがいいというのは分かります。まったく真逆の立場にあるからこそ、それぞれのメリットがあります。共生できる未来が理想と思っています。
これまでミツさんは一斉遠隔ヒーリングだけで約1万7千人もの人を癒して来ました。その中では、毎回参加する方もいらっしゃいますし、ご家族参加の方、海外参加の方も。
詳しくは体験談をご覧いただきたいですが、何かしらの変化を感じて、多くの方に好評をいただいています。
前里光秀研究所 和田一真