ヒーラーとの対話

【対話】『魔法の呼吸音はなぜつくられたのか』 4.スピリチュアルヒーラーの実像

13.スピリチュアルヒーラーになる方法とは

和田

「改めて素朴な疑問です。ミツさんみたいなヒーリングは正直、なかなかすぐにできるものではないと理解はしています。入口として、どういうことがヒーラーになる上で大切なんですか?

前里

「間違いないのは、まず上級ヒーリングワークを受けることです。」

和田

「なるほど…。」

前里

「なぜかというと、基礎が…六本木ヒルズなんかでも、あれは基礎が半端ないんですね、普通の家よりも。だから建つんです。基礎の徹底ですね。

当たり前のことの実行。常に人を思うとか…思うだけじゃなくて、思うって、実行してはじめてね。自分のお金を使ってボランティアをする、力になる、思っている…。

やってあげるとかじゃなくて、やりたいからやる。それをやっていく。後はかたちをおぼえて、ルールをおぼえて方程式をおぼえてやって…それをそのまんま繰り返す。そのまんま繰り返していかないとダメです。」

和田

「いろいろなやり方を研究所でもやってきましたが、これが一番いいんですよね。基礎を何回も徹底して、その中でミツさんの講義があったりとか…。

前里

「無理ですよね。何かのお願いごとでヒーラーにはなれませんよ。基礎の練習がないと。だって、医学部に行って、お祈りして、医者なれないですよね。」

美輪

「時間をポーン!とすっ飛ばしてできないですからね。」

前里

「だから、腕は基礎の繰り返しなので、基礎の徹底です。それしかないのかなと。」

美輪

「その中でギリギリ何か新しい方法とかが見い出されてくるぐらいのもんですよね。」

前里

「今回、上級ヒーリングワーク研究科をつくりましたが、研究科はやっぱり上級ヒーリングワークとはちょっと違うんですよ。なぜかと言うと基礎の量が多いから、上級ヒーリングワークの方だけのための音源もつくろうと思っています。そうじゃないと耐えられないだろう…と。

研究科の方じゃないと、今の3期生のいきなりはちょっときついでしょう…となるのもあって。それは前回受けて勉強してるからです。営業云々に聞こえる方もいるかもしれないですが、普通の何も見えないという人でもヒーラーはできるんです。

手順通りやっていれば、言葉は悪いですがバカでもできます。これがルールなんで。わかりやすく言うと、どういうのを基礎でやってるかというと、観念を外しているのと、脳のレベルを上げているんです。

さっき言ったように、それをゆっくりゆっくりじゃなくて、ダイレクトに上げるようにするために音楽もつくっています。それを聞きながらまた練習をやっていくと、それがまた更に上がっていく。周波数というのがあるので。人は振動数で決まるので。」

美輪

聞きながらヒーリングをやると、すごいイメージ密度上がるんですよ。」

前里

「うちで受けている方は、これからバンバンヒーラーをやってほしいから、それもつくってるし、YouTubeだから無料で使えるし。」

美輪

流しながらヒーリングやると上がりますよ。全然違いますよ。」

前里

手を動かしててくれれば、音源を流しておけば、その音源が治します(笑)。本人はただ手を動かしてて、それでも誰か治ればいいわけで。」

和田

「まさに裸の大将みたいなヒーラーですね(笑)」

前里

「でも治ればいいんですよ。」

美輪

「うちに来ていただいた方は、そういう感じではやらないでほしいんですけどね(笑)」

14.高い脳力が時空をコントロールする

前里

「みんなガチですけどね。睡眠に関しても、長ければいいわけじゃないです。できれば短いほうがいいんですけど、質が悪いとあれだし、メンタルが落ちてるとあれだし、もっと言えば、脳のレベルが低いと『寝ても寝ても疲れた』となるので、上げればいい。

痛みとか不安を感じている方は脳の問題なので、全部脳ですね。ブレインが決めます。スーパーブレインになればすべてが終わるんですね。空間も時空も人の心も、人の体もコントロールできるヒーラーというのは、脳のレベルを上げるかどうかで決まるんです、全部。」

美輪

「いや~、その話はすごいですね。」

前里

「全部脳です。」

和田

「個別セッションではかなりそこらへんをずーっと…要は実践じゃないわけですね。主に、ダ・ウィンチ・プログラムという、上級ヒーリングワークの中でも個別の時間があって、これを受講している方は、ずーっと対話なんですよ。」

前里

「いや、わからないといけないことはいっぱいありますからね。僕が今のプログラムで1~2回講義に入ってないのは、前提条件が違いすぎると、僕の話が何を言ってるかわからないからなんですよ。」

和田

「そこを伝えるのは難しいんですよね。」

前里

「だからまずは、ゆきぃとかずぴーにやってもらっているわけで。そうじゃないと、僕は話は面白いんだけど、何も力はつかないです(笑)。前提が違いすぎるから、聞いている方は聞くんだけど、でもわからないですよね。僕が言ってることが。」

和田

ある程度共通言語を増やしておかないと話がわかりません。ミツさんが急に…面白いんですけど『いや、そういう解釈じゃないんだよな』というのは正直…。」

前里

「一真くんはいつも心配するもんね。『今日の講義すごく面白かったです。でも大丈夫ですかね?みなさんちゃんとわかってますかね?』というのは、本当にそういうことなんです。

楽しくやってもらうのはできるんですけど、実力をつけるかどうかという点では、基礎から入ったほうがいいです。僕も行きたかったんですどね。僕は今までのセミナーもずっとやってきているので。」

和田

「実力をつけていただくには、このやり方がいいなというので、今が一番のスタイルですよね。」

前里

「でも今回はいいですよ、本当に。音源もできて、それを聞きながらできます。いろいろ練習やレッスンの内容もだいぶ変わりますし…。」

美輪

ワークショップで体外離脱をやったりすることもあるかもしれないですよね。」

和田

「12月から参加の方もいらっしゃるので、一応ギリギリ12月からでもOKなんですよね。」

美輪

「そうですね。まだ考えてらっしゃる方もいると思いますし。」

和田

「はい、毎月第3週です。『ここにあわせてきたのか』というのがありますね。」

前里

「僕は言ったことはやります。ちゃんと前回の3000人セッションのときも言いましたし。僕が前に進めば、学んだ方はもっと前に来れるので、もう命がけで前に行くことしか考えていないですね。僕でもちょっとびっくりするような体験もいろいろ起こっているから、それをみなさんに伝えます。また音源で乗せて届けて、ってやったらいいわけですよ。

本当に、人のオーラを見るとか人をパッと見て『あぁ、これが悪いな』『こういうふうにエネルギーが動いているな』というのは脳が決めるんですよ。チャネラーっていう言い方を今まではしてましたけど、『能力者』の『能』はブレインの『脳』なんです。脳の力ですべてを見ます。だから抽象度を上げて訓練しないといけないです。

脳の力が上がれば上がるほど、体の細部まで見えるんです。細胞の動きと意図がわかるようになります。ダ・ヴィンチで一真くんとかゆきぃが知識的なものをやっていますが、あれがあって実践をやるというのがあって、はじめてやっぱり…両輪だから。」

美輪

「かたまってくるんですね、いいかたちで。」

前里

技術だけだと、問題があります。本屋さんに行くと『How to本』ってたくさんありますよね。あればっかり使ってお金持ちになるかといえば、ならないし。人気者になるかといえば、ならないし。やっぱり土台みたいなものがあって、技術があって…というこの両輪ですよね。

僕らは意外に、そういうかたい教えをしています。有無を言わさず、繰り返しやりなさいと塾でずっとやってきました。『この問題を20回解きなさい』と。」

15.すべての土台にある「考え方」「在り方」「姿勢」

和田

「僕のこの10年間でのミツさんに出会ってからの、体外離脱の体験の度量の増えたこと…というのは簡単に言えば、ミツさんが仰ったように『観念を外して、脳機能を上げて』の両輪でしかないと僕も思っています。それでミツさんにいろいろな考え方を聞いたんです。

考え方を聞いて『あ、こうじゃないんだ』『これがいいんだ』というごとに、自分が体験すること見えることが、どんどん変わっていきました。今、パッとやってパッといろいろな体験ができるのは、『考え方』です。実践もやりながらですけど、一番はダ・ヴィンチ・プログラムという個別の時間が大好きなのは、ミツさんから僕が一番変えてもらった考え方を伝えられるからです。

どんなに技術をやっても考え方が身につかない限りは難しい。一番の土台はやっぱり考え方、姿勢だとずっと聞いてきたんです。ミツさんといろいろな人の違いを僕なりに見てきて、体験談に書いてきて、やっぱり考え方なんですよね。『在り方』ともよく言いますけど、人に対する優しさとか、そういうのが本当に違うなと思ったので、これをパックでお届けしたいんですよね。上級でもお話してますし、個人個人の方にはダ・ヴィンチで…。」

前里

「そのほうが面白さはわかりますよね。」

和田

考え方はすごく大事ですね。ここを飛ばして技術とかやり方を…と仰る方もいて、それもあるんですけども、でも考え方が変わらないと。使う技術は考え方をもとに使うので、その技術のもとは考え方だったりするんですよね。そこはもう是非伝えたいなと思います。」

前里

「耳障りがいいことも言えるし、いろいろできます。でも本当に上げていくとなったら、例えば嘘をつかないとか、人を優しく見るとか、揚げ足をとらないとか、そういうのが基礎を上げるんですよね、やっぱり。そこですよ。誰かが見てるといい人をやるけど、見てないと横柄になるとかね。

社員がいると飲食店に行っても優しく注文する。でも1人でいるときに、『お~い、これもってきて~』『ちょっと水~』とか言ってたら、まずダメですね。その根本が穴が開いてるから、水がダダ漏れなんですよね。

それは本人が治さないといけないです。これはもう僕らは催眠療法家じゃないから、できないわけです。そこは自分です。だから、同じプログラムを受けても差は出るんです。疑い深い人より素直な人のほうが早いのは当たり前じゃないですか。

真剣になるのと疑い深いのは、紙一重ではあると思います。でも『それは違うよ』と言われたらパッと聞かないと、時間の無駄にはなります。

美輪

「僕が担当している女性も、はじめてチャネリングをやった方がいます。はじめてのときに僕の友人の名前を言って、その人の住んでいる場所とか、ほとんど完璧にあてましたからね。あんまりこういうセッションやらないんですけど、すごかったですね。で、その方は素直なんですよ。もうやってみる、という。」

前里

「それしかないんですよ。」