スピリチュアリズムの世界

ハリー・エドワーズの心霊治療(霊的治療)

キリストの再来と言われた伝説のヒーラー

スピリチュアルヒーリングは、スピリチュアル(霊的)なエネルギーを使ったヒーリングです。日本では、心霊治療または霊的治療とも呼ばれます。

スピリチュアルなエネルギーは目に見えないことから、とても不思議なヒーリングだと言われています。しかしスピリチュアルヒーリング先進国である英国には、実はスピリチュアルヒーラーと呼ばれる存在は少なくありません。現在も5千人以上のヒーラーがいると言われています。

その中でも、数々の奇跡的な治癒を起こし『キリストの再来』と言われた伝説的なヒーラーがいます。20世紀前半に活躍したハリー・エドワーズです。

ハリー・エドワーズ(1893年5月29日~1976年1月27日)

 

彼の最大の功績は、スピリチュアルヒーリングをいわゆる宗教的な呪術から一般庶民に広く親しまれる医療へと発展させたことにあります。亡くなってから40年以上が経ちますが、今なおその名前は世界的に広まりを見せつつあります。まさに、スピリチュアルヒーラーの代名詞的な存在と言えるでしょう。

スピリチュアルヒーリングで起こした奇跡

彼の著書『霊的治療の解明(原題・Spirit Healing)』には、様々なヒーリングにより治癒した病気の奇跡が描かれています。

生まれつき目の見えない人をヒーリングで治療して見えるようにしたり、末期癌の人を治療して健康な体にしたり。

公開されている記録映像の中では、全身の関節リウマチと腰の手術の影響で自力では車椅子を降りることさえ困難な女性に、約10分程ヒーリングを行い、歩けるまでに回復させているものもあります。また、当時の新聞では、足の不自由な患者が、ハリーのヒーリング後、杖を置いて帰ったという事実なども報道されています。

ヒーリング後に使っていた杖を投げ出し、喜ぶ男性

 

ヒーリングによって、次々と奇跡を起こした奇跡は、治療実績として数千件以上が確認されているようです。その評判は徐々に広がりを見せ、彼のヒーリングを求めて多くの依頼を求められるようになりました。そして迎えた第二次世界大戦では、実際に多くの兵士を戦場でヒーリングし救っています。

ヒーリング治療の実際の動画

ヒーリング能力に確信をもった彼は終戦後、自宅でヒーリング治療を行うようになります。そこが手狭になると、1946年にはヒーリングを行う治療院『ハリー・エドワーズ・ヒーリング・サンクチュアリ』を設立。

その頃には、週に1万通を越えるヒーリング依頼の手紙が送られてきたそうです。この頃、スピリチュアルヒーリングは依頼者と対面するものだけではありませんでした。つまり、遠隔ヒーリングです。遠方からの依頼にも、自宅や病院から動けない方からの依頼にも、遠隔ヒーリングで応えてました。

手をかざして病気を治すことは、西洋医学の常識では受け入れがたい現象です。そこに、さらに遠く離れた依頼者の病気も、その場から治していくとなると、まったく理解できなかったのでしょう。

彼の評価が高まるにつて、同時に批判の声もあびるようになります。

  • 「スピリチュアルヒーリングに医学的根拠はない」
  • 「科学的に解明されない能力は治療ではない」

など、一部の専門家から非難されたのです。

それでも、彼の元には科学を越えた能力に救いを求めるドクターたちから数百通もの手紙が届いたといいます。科学的に解明されていないとされるスピリチュアルヒーリング。その概念を超越して人々に癒しを与えた彼の実績は、医療分野の垣根を超えて多くの治療家たちから認められていたのです。

上記動画は、1974年に撮影されたハリー・エドワーズのスピリチュアルヒーリングの実際です。

日本のレイキや中国の気功は、ヒーラーが自らのエネルギーを患者に流して治療します。これに対して、ハリー・エドワーズが行なっていたスピリチュアルヒーリングは、多少方法が異なります。

依頼者にヒーリングするのは、例えばハリー・エドワーズのようなスピリチュアルヒーラーではなく、専門的な知恵と技術をもった高次元存在(霊的存在)です。霊的存在がヒーラーを媒介して患者を治療するため、「1日で10人の治療を行ってもヒーラーは疲れることがない」と、自著の中で語っています。

伝説のヒーラーが説いた人生の価値とは?

今でも、ハリー・エドワーズが代表を務めた英国スピリチュアル・ヒーラーズ連盟は存在しています。そこでは、ヒーラーの派遣や養成を行っているそうです。また、設立した治療院も残っています。

英国スピリチュアリスト協会では、現在でも専属のヒーラーによる対面ヒーリングと遠隔ヒーリングが行われているそうです。彼が亡くなって40年以上が経ちますが、その意思は今なお現代に受け継がれているのです。

「人生の価値は、他人の幸せのために尽くすところにある。」

ハリー・エドワーズが家族に書き残した遺書には、このような言葉が書かれていたそうです。使命がある限り、その生涯を人のために捧げ続ける。それが、ハリー・エドワーズの精神だったのです。

ここで、ハリー・エドワーズの生涯については終わりです。

心霊治療の観点から見た病気の原因

技術的な観点からですが、スピリチュアルヒーリング(心霊治療)は霊・精神・肉体の三位一体の観点に立っています。現代医療は肉体にのみフォーカスするという意味では、スピリチュアルヒーリングはより広い観点からの治療を行うことができます。

現代社会において科学技術は大きく発展を遂げ、現代も発展し続けています。しかし、現代の医療技術をもってしても病気が治癒しない人たちも多くいます。そういう方で、スピリチュアルヒーリングによって病気から回復したという事例はたくさんあるのです。

現代医療では、病気そのものにフォーカスし原因となっている部分をダイレクトに治療します。一方、スピリチュアルヒーリングは病気をつくっているのは物理的な肉体よりも精神(メンタル・魂)だと考えます。生命エネルギーとも言えます。

  • 「手も触れない、メスも使わない」
  • 「話したこともない、会ったことすらない」
  • 「そして、ヒーリングを受けることすら本人は知らないときがある」

遠隔ヒーリングでは、上記のような状況はごく普通です。その中で数十年来の病気や痛みが癒されていくのです。

 

2016年、皮膚移植しかないと言われた子どもの大やけどを完全に癒したことからスピリチュアルヒーラーとなったミツさんこと前里光秀。現在では日々ヒーリング依頼のある方のヒーリングにあたっています。

また、定期的に開催される一斉遠隔ヒーリング『3000人セッション』では、日本のみならず海外の方も参加し、多くの実績を積んできました。2019年7月現在、過去参加者は合計1万7千人を超えています。

これからも、遠隔ヒーリングを中心としたスピリチュアルヒーリングによって多くの方の病気や痛みを癒すことに真摯に取り組んで参りたいと思います。

いつも、ありがとうございます。

上級ヒーリングワークにて講義を行う前里光秀(スピリチュアルヒーラー)

 

前里光秀研究所 担当事務局