ヒーリング理論

現代西洋医学と補完代替療法ヒーリングについての考察

『現代西洋医学と補完代替療法ヒーリングについての考察』

2019年7月1日 前里光秀研究所 和田一真

スピリチュアルヒーリングの定義

前里光秀研究所の行っているスピリチュアルヒーリングは、一般的には補完代替医療として下記のように定義されます。

「現代西洋医学領域において科学的未検証及び臨床未応用の医学・医療体験の総称」

つまりヒーリングは、通常の病院では実践していないですが医療のひとつ。科学的には証明はできないが、西洋医学を補って代わる医療体験。

補完代替医療は、ヒーリング以外には

  1. 中国医学(鍼灸、整体、気功など)
  2. 健康食品、サプリメント
  3. アロマセラピー
  4. マッサージ療法
  5. ビタミン療法
  6. 食事療法
  7. 温泉療法

などです。この他にもあります。どれも一般的に普及しているものですが、すべて科学的な根拠がないとされています。だから、

  • 「整体で、首の調子がよくなります」
  • 「納豆を食べ続けたら、血栓がなくなります」
  • 「温泉に行ったら、疲れが取れます」

これらは、科学的な根拠がないからその実態はよく分からないこととされています。

実は私たちは、2018年11月にそれまでのブログを非公開としました(現在は、一部公開中)。「科学的実証が難しい事実」ばかりがヒーリングの臨床現場にて数多く起き続けたからです。

「会うことも対話することもなく、手も触れず、痛みもなく、病気や疾患を改善させる」

それは、科学的実証が難しく、公共の場で訴え続けるのには闘うべき規制が多すぎました。法律、です。数多くの医療上・表示上の規制がありました。

私たちがヒーリングを施す目的

2016年秋、ヒーリングをはじめた当初、ヒーリング後に起こるいくつもの病気改善の報告も偶然の可能性も否定できませんでした。

「たまたまかもしれない」

そういう思いが、どこかにありました。しかし、次第に施術を重ねるたびに、私たちは気づきました。

「これは、本当に因果関係があり起きていることだ」

病院では対応できなかったとされる依頼者の身体的・精神的状況が、ヒーリングによって確実に改善していくということが起き続けました。驚きをもって眼前に目しながらも、いち観察者として眺めているような状況が長く続きました。

ヒーラー前里光秀を除いて、当時はそのような状況でした。

いざそのような状況に立ち会うと、当時約8年間前里とともに活動してきた私(2008年8月1日入社)ですら、それまでの認識の範疇を超えた現象に理解及ばず、ただただ記録にペンを走らせるばかりでした。

そして、そのような時期を過ぎ、ヒーリングを事業として展開するようになりました。2017年、です。それからは、前里がヒーリングを実施するたびに多くの悩める方が笑顔になるという変化を残していきました。

「これは奇跡だ」

そう言った人がいましたが、私たちの中ではそのような意味合いはありませんでした。なぜなら、奇跡は何度も起きないからです。

その報告が次第に拡大していく頃、法的規制との摩擦も無視できないレベルになってきました。

次第に、私たちのヒーリングによる病気の改善報告やヒーリングの実録動画が、医師法や薬事法、そして景品表示法その他に抵触していることが分かるようになったのです。

そこで私たちは何度も社内で集まり議論を繰り返しました。私たちは考えました。私たちの目的とはと、改めて皆で考えました。そして出した結論。

私たちがヒーリングする目的とはそのような規制と闘うことではなく、スピリチュアリティの実証でもなく、今ある病気や痛みと闘うこと、依頼する方々を私たちの方法で救うこと。それでした。

だから、これまでのブログと動画はすべて非公開にすると決断したのです。スピリチュアリティを一切うたわない、私たちなりの精一杯でした。

西洋医学とヒーリングの歩んだ歴史

話を、もとに戻します。そして、整理しながら書きます。

補完代替医療であるヒーリングは現代医療とは別の道を辿ってきました。

西洋医学は、対症療法。戦地で役に立つ外科的な医学として近年急速に発展してきました。主には投薬と手術を治療の方法として、特に救命救急処置では他を寄せ付けない圧倒的な強みがあります。

逆に、原因のはっきりしない疾患の中では、特に生活習慣が原因とされる慢性疾患にはその長所が生かされにくいと言われています。その他では、医療品の副作用や医療ミスの場合の重篤度が高いという重大な短所があることも見逃せません。

一方、補完代替医療の中でも、特に身体上の接触なしで行われることから、不可解な現象として終始されることが多いヒーリング。人間がもつ自然治癒力を基礎とした補完代替療法であるヒーリングは、実は数千年の歴史を歩んできました。

また、その歴史は長く証言や記録が多くとも懐疑的な意見が多くあり続ける決定的理由は、科学的再現性が認められないからです。

つまり、ヒーラーAが行ったヒーリングに対するその効果が、ヒーラーBのそれとは違う場合が多いから。ヒーリングを科学的手法であることをうたうには、事実の再現性が絶対に必要で、これをクリアしないといけません。

それが、少なくとも現在までのところヒーリングにはできないのです。一部の例を除いて、ヒーラーの存在自体が常に歴史の裏側でしかなかったのは、上記のような理由が大きいでしょう。

次に、西洋医学の急速な発展に目を向けるとそこに関係する近現代の人類の活動との関連性が浮かび上がってきます。

人類の長い歴史の中でも、18世紀にはじまった産業革命以降の活動は、人口・エネルギー消費量・情報量など、飛躍的な成長を遂げてきました。そして、今日の大量生産・大量消費の時代へとつながっています。

そして、見逃せないのは現代人を脅かす病気・疾患・疾病や、増え続ける精神疾患(障害)・症候群。

実は人類が遂げた飛躍的成長とともに、病気はその種を多くし、生まれ続けてきました。

分化していく西洋医学と統合を目的としたヒーリング

現在、病気は2万5千種類あると言われています。それ故、身体の不調を訴える方に対して最も適当な病名を特定することは、実は非常に膨大で複雑な情報処理過程を経る必要があります。

それには6千種類ほどの医学検査の中から、数種類から数十種類の検査を組み合わせて実施する必要があります。さらに、3万種類ほどの医薬品の中から上記と同じように組み合わせる必要があります。

これから分かるように、西洋医学は対症療法に集約して一大体系を成しています。しかし、その発展とともに体系の細分化・分化が進むあまり、病気の本質を捉えることからは遠く離れているようにも見えます。

それでも発展し続けことに何かの暗示があるとするならば、これからの西洋医学の発展の先は、再現性の高い奇跡的治癒だからなのでしょうか。

ここは、ぜひ考えてみてください。

さて、現代社会では、はっきりと補完代替療法への関心が高まっていますが、理由はこの療法が自然治癒力を高めることを基本とした優れた原因療法だからです。

そして現代科学で証明できないのは、あまりにもその手法がホリスティックだからです。さらにヒーリングが一見して「分かりにくい」のは目には見えないエネルギー療法だからです。

実はヒーリング(癒やす=heal)は、ホリスティック(全体性=Holistic)を語源としています。

  • 「heal」(癒やす)
  • 「health」(健康)

両方ともに、もともと「全体性」という考えに基づいています。全体性とは、バランスであり、つながりであり、ひとつであるということです。

さらに、部分で捉えないホリスティックは、部分の総和以上の状態を生みます。つまり、もしあなた自身がさらに調和されたら、今では想像もつかないような健康が訪れるという意味です。

心身ともに調和をはかり、ひとつである自分自身に統合して戻っていく。それが、ヒーリングの目指すことです。

自由に生きるために、遠隔ヒーリング

前里光秀研究所は、2016年以来独自での研究を積み重ね、今では他にはない革新的なヒーリング技術を所有していると自負しています。

それにより、これまで、病院では対応できない案件にも幾度となく挑戦しており、そして何度もクリアしてきました。現在ではその施術効果は日本最大級レベルを誇っていると自負しています。

2019年4月28日実施の『一斉遠隔ヒーリング3000人セッション』においても、世界中から4,253人の参加がありました。その中から、その後の変化を報告してきた方が文面・口頭合わせて確認できる限りでは239名。

その中で、実に207名の方が、何かしらの良好な変化があったと証言しています。

他は「よく分からない」という方が大半で、ヒーリング効果はある程度の期間を経て確認できることを考慮すると、十分な成果ではないでしょうか。

来たる2019年9月1日には、令和初の『一斉遠隔ヒーリング3000人セッション』が実施されます。ここでは、ヒーラーである前里光秀がさらに新しい試みとしての最新技術によるヒーリングを実施する予定となっています。ご参加の方は、その一端に触れる機会となります。

私たちは、このような機会を通じてこれからもより多くの方にヒーリングを届け続けます。

その実際は、法律や現代医療で縛られるものでもなければ、実証されるものでもありません。しかし私たちは、決断しています。そして、こう理解しています。

私たちは常に完全に自由な立場でこのヒーリングという補完代替医療を施すことが、それを受け取る世界中の方々が身体的・精神的不自由という呪縛から解き放たれるひとつの方法だということです。

 

前里光秀研究所 和田一真