痛みを癒すヒーリング効果の実際
スピリチュアルヒーリングの効果とは、いかなるものか?
スピリチュアルヒーリングの効果についていくつか検証するファクターがありますが、特に「痛みが癒される」というのはもしかしたら病気の完治以上に手に入れたいものかもしれません。
人の習性として、「痛みを避け、快楽を求め」ますが、「慢性的に痛みとともにある」というのは今この瞬間においても次においても「ある」。だから主観としては、そうでない人の想像を超えた辛さがあるはずです。
その痛み、どうやったらなくなるのでしょうか?
実際にはいろいろな要素があると思いますが、少なくともヒーリングが効果あったようです。
この話は、2017年の頃の話です。ある女性は、10代後半から30年近くにわたってリウマチを患っていました。
とてもとても美しい女性なのですが、その病気があるため歩くのはゆっくり、階段でも手すりが必要。日常生活では痛みとともに「いかに少なく生活できるか」でした。
また、当然人との付き合いも制限されることも多く、「諦めているが本音では、結婚もしたい」という言葉もあり、それを聞いてはじめて人の病気や痛みというのは、人生に制限を敷く枠のようなものであると知りました。
100万人近くいる『リウマチ』の現状
その女性が患っているリウマチ患者は日本に100万人近くいるとも言われ、身体を守る免疫機能の異常で主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。
このように免疫機能の異常による病気は、現代医学では「何らかの原因」によって、かかりやすい体質が発症するという理解がされています。それは、過労やストレス、細菌やウイルスの感染、喫煙や出産をきっかけに発症することもあるそうです。
どちらにしても、ポイントとしては原因が分からない病気とされています。ということは、根本治療がないということを意味してもいるのです。
スピリチュアルヒーラーが見た病気の原因
この女性のケースの場合、ミツさん(前里光秀)は透視でその原因を過去世に見つけました。過去世でのある体験のトラウマのような記憶が、その女性を今世でリウマチとして表現しているのだそう。
しかし、過去世に原因が分かっても、解決手段としては別なのか、ミツさんは伝えていませんでした。
その女性をヒーリングをしたのは、たった一度。それは、沖縄県浦添市の住宅街にある沖縄本社でした。
健康を手に入れるため、少しでも痛みを軽減するため当時、その女性はヨガをやっていました。ヨガは5000年続く身体開発法。それに伴って痛みが軽減するのはヨガを人生に取り入れる人たちにとっては当たり前という認識があります。
ヨガをはじめてすぐ、「痛みがなくなってきています」「トイレに行くのも楽になっています」「朝から体が動いたからビックリしています」など、喜びの声があり、その女性は毎日懸命にレッスンに励んでいたそうです。
オーラが真実、そして身体は影
そのヒーリング後から4か月。ある社員からこんな報告がありました。
「ミツさん、○○さん、すっごくよくなっているんです!ずーっと痛かった関節が全然痛くないって。前が100としたら、今は10だって言っていました!
すっごく喜んでいます!本当に、よかったぁ~~~!本当にミツさんのおかげです。ありがとうございました!」
そうですか、とミツさんはかすかに微笑みました。ミツさんは以前、こう言っていました。
「オーラが真実。身体は、影です」
人の存在の真実としてオーラがあって、その影としての身体に癒しは起きるようです。その原因と結果の関係で、時間差でヒーリング効果が起きることはよくあるとのこと。
その女性のオーラをヒーリングした結果、4ヶ月の中で「痛みレベル」が90%軽減されたのですが、それは身体機能の改善も意味しているのです。
また、その女性はヨガを通して食事改善も実施して、実際にはヒーリングだけではなくいくつもの取り組みがありました。その場合、ヒーリングのみに限定した効果はどれくらいなのかは分かりません。
しかし、痛みのほとんどが癒されたことは、その女性にとってとても嬉しい結果でした。
「これで治った」「あれで治った」という議論がはじまるとき、決まって目に見えない手法の効果は優先順位として下がります。
ヒーリングをしても、病気がなぜ癒されたのか?直接の原因かは分からない。僕はヒーラーのそんな不利な状況をよく目の当たりにし、ミツさんに聞いたことがあります。
「ミツさん、この場合、みんなヒーラーを忘れますよね?せっかくやったのに、どうしても認められない。どうにかして、分かりやすく認められる方法はないですか?」
そう聞くと、ミツさんは即答でこう答えました。
「本人が笑顔になれば、それでいいんじゃないかな」
一斉遠隔ヒーリング3000人セッションも同じ。目的は、ヒーリングの存在を立証することではなく、病気や痛みが癒されて元気になること。それだけなんです。
対症療法と根本治療
現在の研究では、リウマチは発症から初期の段階で薬を使って骨の破壊を抑える治療法が主となっています。これにより、完治までとはいかなくても症状がほとんどない状態まで改善する方が増えているそうです。
また、日本では2000年に入ってから次々と新しい飲み薬や注射薬が登場しています。
しかし、これらのいわゆる薬剤治療と言われるものは、あくまでも「炎症を抑える」「進行を抑える」という対症療法で根本治療は見つかっていません。
この女性の場合、リウマチの薬は一切飲まず、ヨガと食事改善の日常に、たった一度のヒーリングがあったのみ。それで、痛みの90%がなくなった。
10代終わりからともに抱えてきた痛みが、ほとんどなくなった。30年近く、寝ても覚めてもあった痛みが、ほとんど終わりを迎えた。
もし、それぞれの分野の垣根を超えて、つまり現代医学も精神世界も手を取り合ってお互いの主張を理解をしあい、こういった方のためになる治療ができるなら、それだけでひとつの痛みが終わるたびに1人の人生が変わっていくのです。
「笑顔になってくれたら、それでいい」
そう言ったミツさんの真意は分からないところもありますが、それが病気治療の目的なら、今のところ副作用もリスクも認められない。ヒーリングというのは、もしかしたらいちばんはやい解決手段かもしれません。
そしてそれは、受けた人にしか分からないいろいろな制限を取り払ってくれるものなのです。
前里光秀研究所 和田一真